Saturday, March 24, 2007

海は広いな大きいな

LAS編集担当ウナテです。おひさしぶりです。



今日は「海」にまつわる思い出話を少々・・・。
テーマは「大失敗」



これは私がまだ小学生になる前の話だ。



五月の連休に家族で海に行く事になった。どたばたと準備をしていた母親に、
「あんたはパンツ持っていきなさいよ。」
と言われ、

はーい。」

と元気よく返事はしたものの、私は困り果てた。なぜなら、当時の私には自分のと言うものがなく、パンツを透けたスーパーの袋で持ち運ぶのも、素手で持っていくのも嫌だったからである。幼いけれど心は乙女である。その上私は控えめな子供だったので、親に頼むことが出来なかった。私はありったけの知恵を絞り、ついに画期的な方法を思いついた。

そう。私はパンツを二枚重ねてはいたのである。
これなら手に何も持たなくて良い。
と大満足で父が運転する車に乗り込んだ。

 五月晴れの日本海は泳ぐにはまだ冷たいが、波打ち際で遊ぶには最高だった。広い空、澄んだ空気、街中では味わえない解放感を十分に満喫していた。そして服はずぶ濡れだった。
 昼ご飯の時間になり母に、
「寒いやろ。あんた着替えは?」
と言われハッとした。私は全てを察した。



「ここ・・・。」



と二枚重ねたパンツを指差し、申し訳ない気持ちいっぱいで母を見上げた。言われて初めて気がついたのである。何のためにパンツがもう一枚必要だったのか。私は泣きたいような、すっぱい気持ちでいっぱいだった。
 


結局パンツは二枚とも脱がされてしまった。木枝に干され浜風になびく二枚のパンツ。スカートだったので、午後からは浜辺で正座をし、釣りをする両親を砂浜から眺めるだけ。
私の楽しいはずの海での一日はあっけなく幕を閉じたのである。



1.一人で頑張ることも大切だが、困ったときは誰かの助けを借りること。


2.何かをしなさいと言われたら、何故しなければならないのか理由を考えること。


3.そして、自分を過信しないこと。





この3つの大切な事を教えてくれたあの日の海はとても大きく、そして・・・広かった。


時は十数年流れた今でも、このおっちょこちょいなところは変わっていません。
どうでもいい所を真剣に悩んで時間の無駄になる事も良くあります。

三つ子の魂百までとはよく言ったものです。


ちなみに、写真は2006年夏。高知県桂浜での一枚です。
とても綺麗な海でした。



そんな訳で☆ほんものしりとりスタート!!はじめは「うみ」です。

 
愉快なLASメンバーがblogで行う「ほんものしりとり」。

実物を写真で載せるのがルールです。実物ですよ。なかなかハードル高いですよね。
トップバッターでよかったと思っております。

さてさてお次は誰でしょう???

うーん。乞うご期待!

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